WordPress初心者必見!失敗しない「テーマ」の選び方とおすすめ3選
Webデザイナーを目指す方や、これからポートフォリオサイトやブログを作ろうとしている方にとって、WordPressの「テーマ選び」はとても重要です。
「どのテーマがいいの?」「無料と有料、何が違うの?」
そんな疑問をよくいただくので、今回はテーマの選び方のポイントと、実際におすすめできる具体的なテーマをご紹介します。
そもそも「テーマ」とは?
WordPressのテーマとは、サイトの「デザイン」や「レイアウト」「機能性」をまとめたテンプレートのようなものです。テーマを変えるだけで、見た目や構造がガラッと変わるのが特徴です。
テーマ選びの3つのポイント
① 更新頻度が高いか
テーマが頻繁に更新されているかどうかは、とても重要です。更新が止まっているテーマは、セキュリティ面やWordPressのバージョンに対応できない可能性があります。
② 日本語対応・国産か
英語圏のテーマはクオリティが高いものも多いですが、初心者には使いこなすのが難しい場合も。日本語対応や、最初から日本語で設計されている国産テーマは安心です。
③ カスタマイズのしやすさ
HTMLやCSSの知識が少なくてもある程度の編集はできますが、本格的にデザインを自分好みに調整したい場合、コードの理解が必要不可欠です。例えば「文字のサイズを変える」「パーツの間隔を調整する」「独自のレイアウトを作る」といった作業には、CSSやHTMLの基本が求められます。
創人塾では、こうした“見た目の自由度を高めるためのコーディングスキル”もマンツーマンで学べるため、「ただテーマを使うだけで終わらせたくない」「自分でデザインを作れるようになりたい」という方にも最適です。
初心者〜中級者におすすめのテーマ3選
1. Lightning G3(無料/有料プラグインあり)
開発元:Vektor,Inc.
- メリット:
- 日本製で安心。公式サポートやマニュアルが充実
- プラグイン「VK Blocks」で装飾が簡単
- Gutenberg対応でブロック単位のレイアウトが可能
- 法人・個人問わず幅広い用途に使える
- デメリット:
- カスタマイズ性は高いが、初心者には最初やや複雑に感じることも
- 有料プラグインを導入しないと一部機能が制限される
▶創人塾のWebサイトでも採用。プロの制作現場でも使われており、学習用にも実務用にも◎
2. Cocoon(無料)
開発元:わいひらさん(国産テーマ)
- メリット:
- 完全無料とは思えないほどの高機能
- ブログ運営やアフィリエイトに特化した設定が豊富
- ユーザーが多く、カスタマイズ情報やQ&Aが充実
- デメリット:
- デフォルトのデザインはややシンプルで、装飾にはCSSが必要
- Gutenbergの操作性はやや旧式で、慣れが必要
▶無料でスタートしたい方や、ブログで文章中心の発信をする人におすすめ。
3. SWELL(有料)
開発元:了さん(国産テーマ)
- メリット:
- ブロックエディター完全対応で操作が直感的
- デザインテンプレートが豊富で美しい仕上がりに
- SEO・表示スピードともに高水準
- 買い切り型で一度購入すれば複数サイトに使用可能
- デメリット:
- 販売価格が約17,600円(税込)と高め
- 高機能ゆえに設定項目が多く、最初は迷う人も
▶プロ並みのデザインをすぐに実現したい方、長く使える高品質テーマを探している方に最適。
カスタマイズにはHTML/CSSの理解が鍵
どのテーマも、あらかじめ用意された機能の範囲内であれば、特別な知識がなくてもある程度のサイトは作れます。しかし、「もう少し自分らしく見せたい」「細かいレイアウトや余白を調整したい」と感じたときには、HTMLやCSSの知識が必要不可欠です。
創人塾では、そうした「見た目をコントロールする力」=デザイン再現力を非常に大切にしています。WordPressを題材に、実際の現場を想定したコーディングやカスタマイズ技術を、マンツーマンで丁寧に指導しています。「テーマを選んで終わり」では、プロのWebデザイナーとは言えません。言い換えれば、テーマだけで完結するのであれば、クライアントがデザイナーに依頼する意味がなくなってしまいます。
“自分で作って、自分で直せる力”を身につけたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
筆者プロフィール
丸谷 香織 Kaori Maruya
Web・グラフィックデザイナー/ディレクター/創人塾Webデザインコーチ・リーダー
神奈川県横浜市出身。総合広告代理店で新規開拓営業を学び、その後ディスプレイデザイン会社で新規開拓営業・企画・デザイン・製作・現場施工を経験。2005年6月、フリーランスデザイナーとしてディスプレイデザイン・製作・施工を主軸に営業開始。初年度売上げ8桁達成で2006年10月法人成り、株式会社 Coconeil 設立。企業・店舗や団体・省庁などのイベントのWebデザイン・実装、ロゴデザイン、紙媒体のデザインと印刷を主軸に活動中。さらに近年では、駆け出しだった当時の自分を助けてくれた人たちへの恩返しの意味合いもあり、デザイン添削やアドバイスをする傍ら、複数のオンラインデザインスクールでデザインコーチ、講師としても活動。2025年3月、各分野のエキスパートたちとオンラインデザインスクール創人塾を開校、Webデザインコーチ・リーダーに就任。