ブログはもう古い?それでも更新すべき理由とは

かつて爆発的な人気を誇った「ブログ」。でも今は、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokといったSNSに人気の座を奪われ、「ブログってもう時代遅れでは?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、わたし自身もその一人でした。以前はブログを熱心に更新していましたが、途中でやめてSNSに完全移行。気軽に発信できて、すぐ反応がもらえるSNSの手軽さに魅了されていました。でも、デザイナーとして仕事をする中で気づいたんです。「ブログは“オワコン”じゃなく、“資産”だった」と。

この記事では、ブログを続けるメリット・デメリットを整理しながら、Webサイトを育てたい方にこそブログが役立つ理由をお伝えします。

ブログ更新のメリット

1. 検索されることで「資産」になる

SNSの投稿は、時間が経つとどんどん流れていってしまいますよね。でも、ブログは違います。一度書いた記事が、Google検索などから何度も読まれ、継続的にアクセスを集めてくれるのです。たとえば、「バナーの作り方」「デザイン未経験 仕事の始め方」「ポートフォリオの作り方」といったキーワードで自分の記事が上位表示されると、それだけで毎月何十、何百というアクセスにつながります。「書いて終わり」ではなく「書いたら育つ」のがブログの強みです。

2. 自分の専門性や考え方をしっかり伝えられる

SNSは文字数制限があるうえ、流し見されがち。でも、ブログならしっかりと文章で、自分の経験・なぜそう考えるのか・どんな価値観で仕事をしているのかなどを伝えられます。これが、「この人に仕事をお願いしたい」と思ってもらうきっかけになることも。

3. SEO(検索エンジン対策)でWebサイト全体の評価が上がる

ブログ記事を更新することで、Webサイト全体のボリュームが増え、Googleから「このサイトはしっかり運営されている」と評価されやすくなります。結果として、サイト全体の検索順位が上がる可能性もあります。これは、特にフリーランスとしてポートフォリオサイトを育てていきたい人にとっては大きなメリットです。

4. 書くことで自分の思考が整理され、言語化スキルも上がる

クライアントと仕事をする上で大事なのが「説明力」。「なぜこのデザインにしたのか?」「提案の意図は?」など、言葉で伝える場面がたくさんあります。ブログを書く習慣があると、自然と「伝える力」「言語化する力」が鍛えられ、実務にも役立ちます。

ブログ更新のデメリット

もちろん、良いことばかりではありません。

時間と手間がかかる
SNSに比べると、ブログ記事は構成を考えたり、画像を用意したりと更新に時間がかかります。完璧を求めすぎて更新できなくなるくらいなら、まずは「気軽に書く」ことを目標にしてもOKです。

すぐに反応がもらえるわけではない
SNSと違って「いいね」やコメントがつくことは少ないです。でもその代わりに、長く読まれる記事になる可能性があるのがブログ。「短期的な反応」より「長期的な信頼」を育てたい人に向いています。

まとめ:ブログは“じっくり育つ資産”

ブログは確かに、即効性ではSNSに劣ります。でも、自分の考えや実績を深く伝えたり、Webサイトを育てたりするうえでは、欠かせない「土台」になります。
「誰かに見てもらえるWebサイトを作りたい」「仕事につながるポートフォリオを育てたい」
そんな人は、ぜひブログ更新にも目を向けてみてください。

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筆者プロフィール

丸谷 香織 Kaori Maruya
Web・グラフィックデザイナー/ディレクター/創人塾Webデザインコーチ・リーダー


神奈川県横浜市出身。総合広告代理店で新規開拓営業を学び、その後ディスプレイデザイン会社で新規開拓営業・企画・デザイン・製作・現場施工を経験。2005年6月、フリーランスデザイナーとしてディスプレイデザイン・製作・施工を主軸に営業開始。初年度売上げ8桁達成で2006年10月法人成り、株式会社 Coconeil 設立。企業・店舗や団体・省庁などのイベントのWebデザイン・実装、ロゴデザイン、紙媒体のデザインと印刷を主軸に活動中。さらに近年では、駆け出しだった当時の自分を助けてくれた人たちへの恩返しの意味合いもあり、デザイン添削やアドバイスをする傍ら、複数のオンラインデザインスクールでデザインコーチ、講師としても活動。2025年3月、各分野のエキスパートたちとオンラインデザインスクール創人塾を開校、Webデザインコーチ・リーダーに就任。